本日のテーマ
ロゴデザインの仕事に挑戦してみたい・・
- でもどうすればいいのか分からない
- ロゴデザインをするには、どんなことを勉強したらいいのか分からない
今回は、そのようなお悩みにお答えしつつ、初心者の私がロゴをデザインできるようになるためにしてきた学習方法を紹介します。ご紹介する方法は、会社員をしながら副業としてロゴデザインをしてみたい方にも参考になる内容になっています。
これからロゴデザインに挑戦してみたい方のお役に立てば嬉しいです。
記事の信頼性(私について)
- 大手SIerのインフラエンジニアとして8年勤務(2019年12月退職)
- デザイン未経験からフリーのデザイナーに転身(2020年2月末)
- ロゴデザイン経験:1件納品、2件制作中
初心者デザイナーでも、ロゴをデザインできるようになります
結論から言うと、初心者でもロゴデザインの仕事はできるようになります。
現役プロデザイナーも最初は初心者だったはずで、ものすごい勉強と努力、実践を経てデザインの仕事ができるようになっている方がほとんどです。
仕事に限らず、やったことがない事は、やり方を学んで実践を繰り返してできるようになりますよね。
なので、初心者であっても、ロゴデザインの基礎を学習し、少しずつ実践を積んでいけば、次第にロゴデザインの仕事はできるようになります。
ただ、そうは言っても何からはじめればいいか分からなくて不安だと思いますので、私が実践したことを紹介します。
初心者がしておきたいロゴをデザインするための学習方法
初心者デザイナーの私が、ロゴをデザインするためにした学習は次の通りです。
- ステップ①毎日いろんなメディアで目にしたものを集める
- ステップ②プロのロゴデザイナーの思考と仕事の進め方を知る
- ステップ③Adobe Illustratorを使ってロゴデザインのスキルを身につける
- ステップ④クライアント(もしくは依頼主)が知りたい情報が何かを知る
- ステップ⑤オリジナルロゴを制作するか、コンペに挑戦する
ステップ①毎日いろんなメディアで目にしたものを集める
日ごろから、新聞広告、雑誌、Webサイトなどのメディアで「いいな、上手いな、好きだな」と思ったものを集めましょう。少しでも気になったらなんでも集めましょう。
私は次のツールを使って集めています。
- Adobe Capture・・・気になった看板、チラシなどを写真にとってフォントの種類や配色を保存できるツールです。Adobe IDがあれば無料で使えます。
- ロゴデザインの参考サイト・・・いろんな業種のロゴがコンセプトと一緒に掲載されているのが魅力です。ロゴはコンセプトが大切なので、デザイナーがどんなことを考えて作っているのかを学べます
ステップ②プロのロゴデザイナーの思考と仕事の進め方を知る
インターネット上で、ロゴをデザインするためのステップを掲載されている記事はたくさんありますが、私がお勧めしたいのは、下記の本です。
プロのロゴデザイナーさんの作品集、ロゴデザインのメイキング(仕事の進め方)、デザインする上での大切な考え方などがこの一冊で学べます。作品集には、ロゴデザインとコンセプトが書かれており、プロがどんなところを意識してるのかが分かります。
メイキングでは、ロゴをデザインしていくステップが細かく書かれており、実際のスケッチ写真もあるので仕事の進め方がイメージできます。
私は、この本に出会う前に、はじめてロゴデザインのコンペに参加したのですが、とても苦労した経験があります。コンペに挑戦する前に、プロのやり方を学ぶべきだったと反省です・・が、苦労したゆえにこの本の素晴らしさが分かります。とてもお気に入りの本です。
ステップ③Adobe Illustratorを使ってロゴデザインのスキルを身につける
ロゴをデザインする上で最も重宝するのはAdobe Illustratorです。デザイナーのほとんどがこのツールを使って制作しており、クライアントも Illustratorのデータ(.ai)納品を求めることが多いです。
そのため、Illustratorを使ってロゴをデザインするスキルを磨いておきましょう。ツールの操作スキルを身につけるのは、長い目で見ると効率化にもつながりますよ。
Adobe Illustrator をまだ持ってない!という方は、下記よりAdobe Creative Cloudプランを購入できます。
どのプランにするか迷ったら・・まずは、ロゴデザインに最低限必要な「Illustrator」の単体プランだけ購入することをおすすめします。
一度にいろんなツールの学習をするより何かひとつに絞った方が、効率よく学習でき記憶の定着に良く、お財布にも優しいです。まずは、1ヶ月 Illustrator で遊んでみましょう〜
プランの契約が終わったら、早速ロゴデザインの練習をしていきましょ〜♪
ロゴデザインの学習にはAdobeが無料で公開している下記の講座がおすすめです。
ステップ④クライアント(もしくは依頼主)が知りたい情報が何かを知る
ロゴデザインを頼みたい人の立場に立って、その人が何を知りたいか考えておくことが大切です。もし私がロゴデザインを頼みたいとしたら、何を知りたくてどんな人に頼みたいか・・・
例えば・・・
- デザイン暦や実績はどのくらいあるのか?
- どんなデザインが得意なのか?
- いくらでデザインしてくれるのか?
- デザインの修正は何回できるのか?
- 納期はどのくらいか?
- 連絡手段と連絡できる時間帯や曜日はいつか?
- 制作ツールは何か?
- データの納品形式(サイズ、拡張子)は何か?
などが考えられます。依頼主によって金額や納期など優先したいことの順位は若干変わりますが、こまめに連絡が取れること、こちらが知りたい情報を丁寧に伝えてくれることは大前提だと思います。
仕事をするには、デザインのスキルだけじゃなくてコミュニケーションの力も必要です。実は私はあまりコミュニケーションが得意な方ではないので、かなり意識しないとできないです・・。ここは自分への戒めですね(笑)
ステップ⑤オリジナルロゴを制作するか、コンペに挑戦する
ロゴデザインの進め方とツールの操作を学習したら、実際にロゴデザインをしてみましょう。これが最も力がつきます。
未経験で初心者ですとまだ実績がない状態だと思うので、いきなり案件獲得は難しいと思います。初めのうちは、自分でオリジナルロゴを制作するか、ロゴデザインのコンペに挑戦して経験を積みましょう。
オリジナルロゴ制作のヒント
私は、ポートフォリオサイトのファビコン 用にロゴを載せたい!と思い、オリジナルのロゴをデザインしてみることにしました。屋号「Design Studio Andante」として開業したので、屋号を元にロゴをデザインしました。
他にも名刺やSNSのアイコン用にロゴを考えてみると良いですね。
コンペの挑戦方法
ランサーズなどのクラウドソーシングサービスが開催しているコンペや、プロのデザイナーさんが開催してるコンペなどに参加してみましょう。私はDesignHacksさんのお仕事案内所で開催しているコンペに参加しています。
ランサーズでは積極的にコンペに参加していません。なぜかと言うと、ランサーズは競争率が激しく、プロのデザイナーでも採用率があまり高くないため、初心者がやるにはコンペへの向き合い方を決めていないと疲弊してしまうからです。DesignHacksさんのお仕事案内所はプロのデザイナーさんの管理のもとでオープンにコンペがおこなわれるので、安心して挑戦できます。
私は、コンペは稼ぐことよりも自分のスキルを向上させる機会だと思って挑戦しています。(はじめてのコンペは力入れすぎて採用されなかったので激凹みでした・・)
以上が初心者デザイナーの私が、ロゴをデザインするためにした学習方法です。
このステップを踏んでいたおかげで、実際にロゴデザインの仕事をしたとき以下のことが達成できました。
- ロゴデザインの見積もり依頼がきたとき、慌てず依頼主に必要な情報を即伝えれた
- 本で学んだロゴデザインの進め方を実践できた
- 予定していた納期より6日早く納品完了できた
実際に制作させていただいたロゴデザインとデザインの制作工程は別の記事で紹介したいなと思っています。
最後に
繰り返しになりますが、初心者デザイナーでも先人から学び、それを実践していくことで、少しずつデザインの仕事ができるようになります。今回ご紹介した方法は、会社員をしながら副業としてロゴデザインをしてみたい方にも有効ですので、スキマ時間を活用してチャレンジしてみてください。
私もこれからもっと勉強と経験を積んで精進します。
まだまだ駆け出しのデザイナーである私に、ロゴをデザインするチャンスをくれた方々は恩人です。私も今後、どんなにたくさんの経験を積んでも、肩書きや経歴関係なく誠実に接する人でありたいです。